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旭屋の歴史

旭屋は六十年前、島のお遍路宿として誕生しました

旭屋の歴史は、昭和のはじめ、初代女将の母親である大久保ヒサが、山深い札所を目指して峠越えをするお遍路さんたちのために、小さなお休み処を営んだのが始まりです。

お遍路さんのお世話をする母を見て育った娘の房子は、戦後まもなく、島でバスの運転手をしていた
岡田正雄と結婚し、自宅の一角で、小さな土産物屋を始めました。

『自分も何かお遍路さんに喜んでもらえることがしたい。』

けれど、内気な房子は、なかなか目の前を通るお遍路さんに声をかけることが出来ません。

『どうすればお遍路さんに立ち寄ってもらえるか。』

来る日も来る日も考えた末、当時お遍路さんが一番困っていたお宿を提供することを決意したのです。

こうして昭和28年、遍路宿として「旭屋旅館」が誕生しました。

「お客様に喜んでいただくには真心を尽くすこと」どんな小さな事でも、お客様がお困りのことがあれば、考えるよりも即実践。

創業時の精神は、三代に渡って受け継がれ、今も変わらず旭屋の理念として息づいています。